Googleに学ぶ最高の採用

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TRYFUNDS白髪です。

あーっという間に8月が終了してしまいました。
海(ビーチ)も行けなかったし、会社BBQも台風で中止になってしまったのですが、
個人的にサマーソニック2016で大好きなREDIO HEADを見ることができたことが最も印象深い夏でした。
9月から第5期益々気合を入れて頑張っていきたいと思います。

今日は「採用」ひいては「組織」について書きたいと思います。

採用は最重要経営課題

現Panasonicの創業者松下幸之助氏は「企業は人なり」という言葉を言ったそうです。
これは、私も本質だと思っています。

実はTRYFUNDSで仕事をするまでは、「人事」や「組織」というものにあまり関心がありませんでした。
経営で大切なのは「何をやるか」であって「どうやってやるか」ではないと考えておりました。

経営学的にいうと、事業ポジショニングの方が企業のケイパビリティよりも重要だと考えていたわけです。
でも最近それは違うなと感じてきました。
画期的なアイデアなどがあれば、一瞬だけ競合よりも良いポジショニングが取れるかもしれませんが、持続的にそのポジショニングを維持できる競合優位のケイパビリティがなければ、すぐに競合が同じポジショニングに来てしまうし、ケイパビリティが劣っていればあっという間に先行者優位を食いつぶして逆転されてしまいます。

ということは、企業は存続し続ける(ゴーイングコンサーン)を前提にした時には、常に競合がいないポジショニングに見を置き続けるか、ケイパビリティの競合優位を作るしかないということになります。

どちらにしても、人の発想や意思決定、人がつくる仕組み、そこで働く人々の推進力などが重要で、結局つまる所は人に落ちるということになります。

私はTRYFUNDSで、人事のMISSIONも負っておりますが、弊社のような特定のモノ(製品)に依存しないような会社の場合、全てのビジネスプロセスで人が混ざる濃度が濃いため特に人が大切なのです。

中でも採用は、素晴らしい人に巡り会えるかどうか、巡り会えたとして弊社の仲間になっていただけるかどうかという不確実な要素が2つも続くため、当然100発100中とはいきません。

しかし、上述したようにそこで妥協することは企業の質そのものを失墜させることですので、絶対に妥協はできないという二律背反的なテーマなのです。

1人を採用するために何百人の方の経歴を拝見し、何十人と会い、ということを行っています。ロスした時間も相当にあるのですが、それは必要な投資だと考え、最重要経営課題としてやりきっています。

Googleの採用

Googleは世界最高の人材が集まる企業として有名です(最近のトレンドはそうでもないのかもしれませんが)。
なぜそんなにも世界最高の人材が集まるのか。彼らも相当な試行錯誤を経て、その境地に辿り着いています。

How google worksや、WORK RULESという本で詳しく書かれておりますので、興味の有る方はそちらをご参考になさると良いかと存じます。

HOWGW Workrules

 

とにかく、採用に関しての情熱がすごい、最高の求職者に出会う方法、選考の過程で入社後に活躍できそうな人とそうでない人を見分ける方法、選考の評価と入社後の評価の相関性の検証など、本当に様々な手法を用いて採用の精度を上げる取り組みをしてきたそうです。

社員数が2万人に達するまでは、ほとんどの社員が週の4〜10時間を採用に費やしていたとのことで、全社で見ると採用活動にものすごい時間と体力を使っていたことがわかります。

逆に言うと、誰よりもそこに拘ることが、今のGoogleの競争優位を作っているということなのかもしれません。
しかし、その結果辿り着いたGoogleの採用手法というのは、驚くほどにシンプルなものなのです。

最高の人材が最高の人材を連れてくる&自分より優秀な人だけを採用する

いや。
そりゃそうだけど。

と言いたくなるほどのシンプルさですが、本質はそれぐらいシンプルだということなんでしょう。
もっとテクニカルな採用候補者の評価方法などはあるのですが、結局最高の人材が自分より優秀な人を採用し続けてたら、もっと良くなるよね。ということに尽きるという感じでしょうか。

しかし、言うほどに簡単でもなく、真理に近いことをやり通すのはとてもむずかしいことです。
まず「最高の人材を連れてくるための最高の人材」がいないといけないとか、連れてくるためには最高の人材に「是非友人を連れて来たい、とても良い会社だ」と思わせないといけないとか、「最高の人材が思う自分より優秀な人」って何?という社内の定義とか、

何よりも「最高の人材が連れてくるその人よりも優秀な人材」を口説かないといけません。
普通、そういう人は既存の仕事を積極的に辞めたいと思っていないので、ここを口説き落とすのは至難の技です。

そのために、「おもしろい」ことをやり続けられる、またオフィスインテリアなど細かいことも含めた社風や哲学の形成などGoogleの企業努力は素晴らしいものが有ると思っています。

TRYFUNDSの採用

集合写真

(2016/7/1の集合写真@パレスチナ料理店:弊社懇親会もグローバル仕様でいってます)

TRYFUNDSでも採用はとても力を入れて行っています。
具体的にどのような基準に基づいてやっているかというのは、下記など参考にしていただきたいのですが、

【坂本龍馬編】TRYFUNDS VALUE

そういったテクニカルな部分もそうですが、今以上に企業の魅力を高める活動をしていきたいと考えています。
私は、今まで大企業にいた所為もあってか、会社に「愛社精神」みたいなものをもったことがあまりないのですが、TRYFUNDSに対してはとても愛着がありますし、今いるメンバーはみんなそうだと思います。

「会社に来るのがいやだなー」と思うことはないですし、「今日飲み会(会社のイベント)かぁ、めんどくさいなぁ」と思うことは一回もないです。

それだけ楽しい仲間と仕事ができるし、仕事の内容自体もここで言えないのが歯がゆい(守秘義務的に)のですが結構スケール感もある仕事もたくさんあります。

ただ、まだまだ会社として整えなければならない所や、引き締めなければならないところなどたくさんあります。もっともっと弊社の最高のメンバーにも最高の人材を連れて来てもらえるよう、これからもソフト面・ハード面含め邁進していきたいと思います。

IMG_8510

(スケール感:ベトナムの元軍事空港に降り立ったり)

クアンガイ

(スケール感:ベトナム地方自治体の投資誘致に関するMTG)

おまけ(魅力UPのために個人的にやりたいこと:時期未定)

・インテリアの改造(超デカイスクリーンでウイニングイレブンをやる、ハンモックをつける)

・麻雀大会(賞品あり)

・ゴルフコンペ(賞品あり)

・ボルダリング

・会社でFUJI ROCKに行く

・ハワイ合宿に行く

・SUSHI BARを社内につくる

・社内保育園を社内につくる

ゴルフ2

(ゴルフ部(不定期)の活動)

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