- TRYFUNDS INFO/ビジネス・ニーズ
- 2016.09.30
【クリエイティブ制作支援】TRYFUNDSの「仕事」って?
この記事を書いた人:shirakami_ryota
こんにちは。TRYFUNDS白髪です。
徐々に秋らしい天候になってきました。
弊社といえば、あっという間に4期が終了し、5期目に突入致しました。
これも普段サポートしてくださるみなさまのおかげでございます。
ここから益々加速していきたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。
さて、本日の記事ではまた、TRYFUNDSの仕事を紹介したいと思います。
前回は海外進出支援業務をご紹介しましたが、今回はクリエイティブ制作支援についてご紹介します。
コンサルティング×クリエイティブ
欧米のコンサルティング業界では、ここ数年でとあるトレンドがあります。
それは、コンサルティングファームによるデザインファームや広告制作会社などのクリエイティブエージェンシーの買収です。
IBM、PwC、Deloitte、McKinsey、Accentureなどが次々とクリエイティブエージェンシーをグループ傘下に収め、事業領域を広げています。
背景として、戦略やIT(基幹システム系)といった領域だけでなく、「デザイン」という領域が企業経営に大きな影響を与えてきていることが考えられます。
単に戦略のアドバイスを行うだけのコンサルティングではクライアントに選ばれることはできず、ユーザーとの関係性や、競合優位性の獲得のために「デザイン」の力を使い、能書きだけではなくそのデザインをクリエイティブにまで落とし込んでくれることをクライアントが望む傾向にあるようです。
積極的なクリエイティブエージェンシーの買収を続けるグローバルのDeloitte Digitalを率いるMike Brinkerは、
“Just doing ideation is a dead model -思考の実践だけは終わったモデル-”
といいます。
クリエイティブ制作においても、思いついたことをとりあえずやってみるということではなく、コンサルティングサービスの提供するより高次元の戦略からクリエイティブに落とすことで、他社に優るインパクトを生むことができると示唆しています。
コンサル=左脳的、クリエイティブ=右脳的という感じがして全く正反対のものに思えるかもしれませんが、「デザイン」は問題解決の技法であって、ロジックとは切り離して考えることができないと、くまモンで有名になった水野学氏は言っています。
ロジックの積み上げで戦略策定をするコンサルティングサービスと、ロジカルに戦略を実行していくためのデザインは実はすごく相性がいいものなのかもしれません。
と考えると、コンサルティングビジネスがクリエイティブの制作まで行い初めているということは理に適っているということにもなりそうです。
(コンサル感とクリエイティブ感)
TRYFUNDSのクリエイティブ制作
さて、ここでTRYFUNDSの話ですが、上記のようなトレンドを敏感に察知(?)し、クリエイティブ制作の事業も従来からビジネスポートフォリオには組み込んできました。
Corporate Identityの再定義、コーポレートロゴの制作、Web Pageの制作、Webサービスの制作、プロダクトパッケージデザイン、ポスターやチラシなどの販促物の制作、動画の制作…and more
といった領域でビジネスを行っております(秘匿性が高いため実際のモノをお見せできないのが残念ですが)。
これら全てがビジネスの戦略から落とし込まれることによって、クライアントの本当にやりたいことをブラすことなく制作を行うことができます。
(海外出張して、動画の素材も集めてきます)
クリエイティブの制作は、「なんとなく」のなかに如何にロジックを生み出せるかの戦いです。プロジェクト中になんとなく赤より、オレンジの方がいいなぁというような、まったくロジカルではない議論が行われるのですが、「戦略上、なぜオレンジのほうがいいのか」「オレンジにすることによるビジネス戦略上の効果や狙いは何か」など突き詰めていくと、以外にきちんとした理由があったりとかする場合もあります。
大事なことは、そうすることによって戦略が実行されていることが実感できること、プロジェクトメンバー全員で共有できることだと思います。赤がオレンジになることによって、より戦略の実行に一歩近づいたということがみんなにわかる。みんなが第三者になぜこれがオレンジなのか自信をもって説明できるようになる。これがビジネスを推進していく上でとても大事なことになります。
そういった意味では、我々が行っているのはアートではなく、あくまでもビジネスを推進するための「デザイン」なのです。
TRYFUNDSでは、2次元のデザインだけでなく3次元のデザインにも力を入れております。
具体的には、企業コミュニケーションのための動画制作です。
動画は同じ時間で文章の6倍の情報量を伝えることができるとされており、最近はYoutubeやFacebookなどがビジネス利用されてきたことことも手伝って企業コミュニケーションに利用されることが増加しています。
弊社ではそのようなトレンドを踏まえて、動画制作のディレクターを採用し、企業のコミュニケーション戦略〜動画制作までを一貫して担うプロジェクトを行っています。
今まで数件動画のプロジェクトは行っておりますが、10月の上旬にはその中でもっとも長期間の制作期間を要したコーポレート動画の発表会があります。
(ちなみにクライアント企業の従業員ほぼ全員を集めて、映画館を借り切って上映会を行います。最早コンサルタントの仕事なのかよくわかりませんが、とにかくすごいです。)
今回の上映する動画は、社員向け(Internal communication)のための動画ですが、動画の力はほんとにすごいなぁと思います。何百人に対して、一瞬で強いメッセージを届けるのは、スピーチの達人でもない限り容易ではありません。それができてしまうお化けツールが、動画というクリエイティブです。
TRYFUNDSでは、用途(誰に何を伝えるのか)や予算に合わせて制作するクリエイティブツールを使い分けています。それができるのは、戦略から入り込んで上流からきちんと定義しようとしているからです。
その精神を持ちつつクライアントの意志ある挑戦のために、クリエイティブ制作もWeb・商品パッケージ・紙媒体・動画とCapabilityを増やし続けています。
(空撮用のドローン)
(ドローンを飛ばしての撮影@Vietnam ※政府から許可をいただいております)