【メキシコ合衆国】レフォルマ通りでの風景

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メキシコ到着

株式会社Tryfunds 松井一樹です。

12月5日(土)メキシコ到着(もちろん、業務です)。
メキシコは、国民の9割がカトリックという国であるため、メキシコ・シティ国際空港に降り立ち、目の前に入ってきたのは、大きなクリスマスツリー。

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「クリスマスシーズンのカンクーンは、楽しいだろうな」という気持ちを抑えつつ、現地パートナーと合流、翌週の準備を行うために現地パートナーのオフィスへ。オフィスに到着次第、翌週に向けたMTGが開始され、あっという間にメキシコ初日が過ぎ去っていった。

メキシコのメインストリート「レフォルマ通り」

12月6日(日)の朝、時差の影響&街の中心地から大きな音楽が聞こえたため、起床。
初のメキシコだったため、好奇心と若干の恐怖感を胸にメキシコシティのメインストリートであるレフォルマ通りへ足を運んだ。

レフォルマ通りについて(在メキシコ日本国大使館より引用)。
メキシコ市のほぼ東西を走るレフォルマ通りは、19世紀中頃にフランスがメキシコに武力介入した際、ナポレオン3世の命を受けてメキシコに派遣されたマクシミリアン皇帝がパリのシャンゼリゼ通りに似せて作らせたと言われる。
近年の著しい経済発展を象徴する感があり、まさにメキシコ経済の中心地である。幅広い歩道が樹木で覆われている同通りの交差点には、コロンブス、クワウテモック(アステカ最後の王)、独立記念塔など、メキシコの歴史上に残る偉大な人物の銅像や記念碑がそびえ立っている。

上記の通り、メキシコの象徴であるレフォルマ通りは、メキシコ人にとって大変重要な通りだと現地パートナーから何度も説明を受けた。

●レフォルマ通りにある独立記念塔
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レフォルマ通りに到着した私の目に入ってきたのは、エアロビクス、ランニング、自転車、インラインスケート等といった運動に励んでいるメキシコ人であった。
そのメキシコの方々は、皆楽しそうに思い思いの運動を無理のない範囲で楽しんでいたころが印象的であった。
日本に例えるのであれば、銀座の歩行者天国でエアロビクス、自転車等のエクササイズを国民が楽しんでいるといった感じだろう。

●ステージのインストラクターのマネをするメキシコの方々
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●レフォルマ通りの中心をランニング、自転車といった運動に励むメキシコの方々
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肥満予防を進めるメキシコ

私は、メキシコのメインストリートであるレフォルマ通りの中心を歩行者天国にするのか疑問であった。しかし、その疑問もすぐに解消された。その理由は、メキシコにおける肥満の問題である。

JETROのエリアリポートによれば、メキシコの成人に占める肥満(BMI30以上)比率は 2008年に32.8%、BMI25以上の「過体重」で見ると全成人の 69.1%に及ぶ。肥満比率は世界第20位、米州主要国(カリブ島しょ国を除く)では米国を上回って第1位だ。性別で見ると、過体重の男性の比率は米国より低いが、女性のそれは米国よりも高い。

上記の通り、メキシコは、肥満の問題に対して真剣に取り組む必要があるフェーズを迎えてしまっている。そのため、メキシコは、高カロリー食品対する課税案など国民の健康を守ろうと様々な施策に取り組んでいる。

しかし、私の意見としては、メキシコ人の方々は、肥満について問題視せず、メキシコ名物のタコス等を好きな量だけ好きな時間に食べているという印象を受けたため、大きなメキシコ人の意識改革には寄与していないのではないだろうか。

今後も経済成長が見込めるメキシコが、国民の肥満問題で経済成長が停滞しないようレフォルマ通りで汗を流して欲しいと筆者は切に願うとともに、筆者もダイエットのため、次回のメキシコ出張の際には、レフォルマ通りでランニングに取り組みたいと考えている。

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