【サウジアラビア王国】世界中で模倣される企業〜ALBAIK〜

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サウジアラビアのイメージ

いつもありがとうございます。株式会社Tryfunds松井一樹です。
さて、読者の皆様は、サウジアラビアと聞いてイメージするものは、ありますか?
砂漠、石油、王族といった非常に伝統的な回答が多いかと思います。そのサウジアラビアのイメージも合っております。
たしかに、空港から市街地までの道には、砂漠と教科書に出てくる下記のような家しかないからです(少し誇張しております)。

 

 

そんな砂漠と住宅の間に燦然と輝くファストフードがございます。

 

 

サウジアラビアに行ったことのある方は、ご存知だと思うのですが、ALBAIKという国民的ファストフード店です。

 

国民食ALBAIK

ALBAIKは、サウジアラビアのジッタを拠点とするファストフード店です。日本人が、ラーメン、牛丼等を好んで食べているのと同じように、サウジアラビア人は、ALBAIKを好んで食べております

 

 

上記の写真の通り、お昼休み明け(PM3時〜4時くらいだったと記憶しております。)には、お店の前に長蛇の列が出来ます。もちろん、サウジアラビアですので、PM3:00にオープンと書いてありましたが、オープンしたのは30分以上経過してからです。また、ALBAIKの店内でインタビューをしたところ、「3食のうち、必ず1食はALBAIK」という強者も出るくらいALBAIKはサウジアラビアで強固なポジションを確立しております。
 

 

 

店内では、レジの注文が終わると、築地のセリと同等の活気で注文した商品を取りに行く必要があります。
はじめて注文した際には、現地の方の協力も得ながら、注文した品物を受け取ることが出来ましたが、2回目以降は、筆者1人で注文した品物を受け取ることが出来ました。
(こういったサービスは、この国ならではだなと感じました。)

ちなみに、私が食べたALBAIKの食事は、下記写真のような1食1000キロカロリーを超えるであろうセットです。
(この他に、ハンモスというひよこ豆をペーストしたものも食べております。)

 

 

ALBAIKがサウジアラビア以外に出店しない理由

ALBAIKは、サウジアラビアで確固たる地位を確立しており、他の国へ出店することも可能な商品です。しかし、ALBAIKが海外出店しない理由がございます。それは、創業者がALBAIKの味を守りたいという気持ちが強いためです。現地の方から聞いた話では、ALBAIKがあるからグローバル企業であるKFCやマクドナルドもジッダへの出店が進んでいないということを聞きました。

 

(Youtubeより引用)
 

上記の動画を見て頂いた通り、サウジアラビアにおけるALBAIKの人気というのを感じて頂けたかと思います。この人気は、創業者のALBAIKに対する想い、現地の方に合わせたメニュー等を究極に突き詰めた賜物だと感じました。
創業者の想いが強い企業であればあるほど、商品に対する愛情やその地域での愛され方に差が出てくると感じたサウジアラビア出張でした。
 

※上記は、全て筆者撮影写真

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