【サウジアラビア王国】サウジアラビア入国までの長い道のり

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石油王国サウジアラビア

いつもありがとうございます。株式会社Tryfunds松井一樹です。

JTEROによれば、サウジアラビアの主要産業は、石油(原油生産量1,030.0万B/D(2015年3月、石油鉱物資源省))、LPG、石油化学です。
つまり、原油価格が下がってしまうと国力の衰退を避けることの出来ない体質になっています。
また、サウジアラビアは、税金のない国と言われているが、昨今の石油価格下降をはじめとする様々な要因によって、VATを導入するという話もサウジアラビア国内で浮上しております。上記の通り、国の景気は、原油価格に左右されてしまうため、税収という新たな収入を得ようとしているようです。

 

sabaku

 

上記の通り、私もサウジアラビアへのイメージは、街を走っても砂漠しかない面白みのない国だろうと考えておりましたので、ドバイなどの楽しい出張にはならないと考えておりました。案の定、空港の周りは、砂漠と道路のみといった非常に面白みのない風景が広がっておりました。

殺意が芽生える入国審査の待ち時間

飛行機から見渡す限り砂漠風景を見た時点で、サウジアラビアは面白くない国かもと感じた私に追い打ちをかけるように待ち構えていたのは、入国審査でした。

 

サウジアラビアの入国審査ゲートは、3つに分かれており、1つ目は、サウジアラビアの方々専用の入国ゲート、2つ目は、GCC諸国専用の入国ゲート、3つ目は、それ以外の方々専用の入国ゲートという形でした。1つ目と2つ目の入国ゲートは、顔写真付きのIDカードなどで通り抜けることが出来るためスムーズに進んでいきます。しかし、3つ目の入国ゲートのみ明治神宮の初詣並に列ができており、私は、最後尾にいた年老いたパキスタン人の後ろに渋々、並びました。

 

wikipedia_明治神宮ー3
(出所:Wikipedia)

 

私は、他国と同じくらい30分〜1時間程度で入国できるかと考えておりましたが、4時間も入国に時間を要しました。足の疲れなど様々な要因もあり、入国審査官の方々に殺意が少しだけ芽生えてしまいました。

 

入国審査に時間がかかる理由は、(1)サウジアラビア入国審査官の怠慢(何かあるたびに携帯電話を触る、電話に出る、隣の方とお喋りをする等)、(2)入国システムの通信スピードが遅い、(3)パキスタン等の周辺諸国の方々のハッジ(巡礼を装い、不法滞在を目的としている方もいる)等といったことが考えられます。特に、3つ目に関わる問題がサウジアラビアでは多発しているため、パキスタン等の方々に対する入国審査にかかる所要時間は、私の2倍以上かかっているのではないかと感じました。

 

入国審査時は、いつも日本人で良かった。と思う瞬間です。

 

サウジアラビアでは、入国後も辛い思い出ばかりなのか?

さて、4時間の入国審査拘束から開放された私は、現地パートナーと一緒にホテルへ向かいました。

 

タクシーに乗っていた私に降りかかった災難は、運転手の雑な運転でした。そのため、少しだけ気持ち悪くなってしまい、その日は体力回復のため就寝。

 

初日からサウジアラビアに対して、マイナスのイメージしか持つことの出来ない出来事ばかりではあったのですが、業務を進めていくうちにサウジアラビアの魅力をどんどんと発見することができました。そんな魅力を第2弾から掲載していこうと考えております。

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