日本唯一のエマージングマーケット!?沖縄の魅力

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(画像は筆者撮影)

Tryfunds白髪です。

先日私事ですが、沖縄に行ってまいりました。

沖縄は大好きで、休みがあれば毎年行っていて、離島もあわせて5回ほど行っています。

今日はそんな大好きな沖縄について書きたいと思います。

2025年まで人口が増え続ける

日本の閉塞感の原因になっている少子高齢化・人口減少ですが、沖縄県は全国で唯一、若年人口が老齢人口を上回っている県であり、働き手が多い地域です。

またこの日本において、人口も増え続けており、2015年の統計では日本の都道府県の中で、滋賀県・山口県を上回り25番目になる見込みです(2010年は30番でした)。

人が増えればいいってものでもありませんが、人が増えずして発展していくのはとても難しいため、このチャンスを逃すことはありません。現実として沖縄のGDP成長率は日本全体の成長率の約2倍で推移しています。

沖縄は日本の高度成長期を米国支配下で過ごしたため、多くの日本企業が辿ってきた成長モデルと同じ道を辿ってきませんでした。現地での産業が少なく(米軍基地絡みと観光)、若年労働人口が多いにも関わらず、失業率は高止まりしています。

政府は沖縄に産業を根付かせようと、沖縄金融特区政策や経済特区政策を行っていますが、目覚ましい成果をあげたとは言えない状況です(沖縄に法人設立すると税制優遇が受けられる制度などあります。個人的には羨ましい限りですが)。

さはさりながら、首都圏でないといけないなどの地理的条件があまり関係ない情報通信の分野では進出が一定程度進んだり、昨年USJ建設も決まり、カジノ法案も含めて更なる沖縄の成長が期待されます。

国際物流拠点としての沖縄

沖縄は数年前からその地理的優位性を活かし、国際物流ハブ戦略をとっています。日本国内における那覇空港の貨物取扱高は、成田・関空・羽田に次ぐ第4位で、08年の935tと比較すると14年の取扱量はなんと17万8,089tと約190倍に達しているそうです。

ANAが本腰を入れて沖縄で物流事業を行うと決定してから爆発的に取扱量が増加したようですが、その背景には、東アジア(中国・韓国・台湾)、東南アジア(タイ・ベトナム・フィリピン・インドネシア等)とのモノのやりとり(特に時間的制限があり、高コストでも運ぶ必要がある品目)が益々活発化するという読みがあったのでしょう。

東京からだと、6~7時間かかるASEAN諸国も、沖縄からは4時間程度。この2~3時間の差が何度も往復すると、大きな大きな差になるのですね。また24時間稼働していること、検疫や通関手続きが簡易化されているようで、非常に早い物流を実現しているようです。電子機械部品や、鮮度が重要な食品など日本食レストランの台頭に合わせ、需要は旺盛なようです。

物流ハブとしての沖縄。益々注目です。国際展開の物流機能を沖縄中心に考えていくのもいいかもしれません。

チャンプルー文化の沖縄

いろいろな色のお茶のイラスト3段重ねのアイスクリームのイラスト

最後に、私が個人的に沖縄の好きな点として紹介したいのは、なんといっても、日本とは思えないような特種な文化。大陸の影響を受け独自に発達した文化、アメリカの影響を受けた文化もありとてもユニークです。

中でも食は文化を表すということですが、みなさんは、さんぴん茶というお茶を知っていますか?(有名な沖縄ポッカのさんぴん茶 http://www.pokkasapporo-fb.jp/okinawa/)

沖縄のコンビニにしか売っていないお茶ですが、これが大好きで行く度に一日2Lくらい飲んでます。中国から伝来して、ジャスミン茶を意味する(香片茶 シャンピェンチャー)がなまってさんぴん茶になったということらしいですが、ジャスミン茶よりくせがなくスッキリした味わいでとても美味しいのです。

 

http://www.blueseal.co.jp/

羽田空港にも出店しているブルーシールというアイスも有名です。米軍向けの乳製品販売から始まった会社のようですが、現在はアイスクリームを販売する店舗を沖縄県内でいくつも運営しています。

あっさりとしていながらも、コクがありとてーも美味しいのです。個人的なおすすめフレーバーはウベ(紅山芋)です。

鎖国的な日本にあって、とても多様性を重んじ、国際的な雰囲気のある沖縄。グローバル化を目指す日本としては、沖縄に学ぶことも多いかもしれません。

日本で唯一のエマージング・マーケット沖縄はこれから、沖縄史上未踏のステージに足を踏み入れようとしています。国際展開を考える上で、沖縄は重要な拠点となり得るポテンシャルを秘めているように思います。

それでは、また会う日まで。

めんそーれ。

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